よくあるご質問
受診について
- Q.予約は必要ですか?
A.
初診の方
初診の方につきましては、ご予約の必要はございませんので、診療時間内に直接お越しください。
待ち時間が気になる方は、WEB予約を受け付けておりますので是非ご利用ください。
お電話での初診予約は出来かねますのでご了承ください。再診の方
再診の方につきましては、予約制とさせていただいておりますので、 お電話またはWEB予約をご利用ください。※お電話は診療時間内におかけください。
※発熱症状のある方は事前にお申し出ください。 - Q.受付は何時までですか?
A.
当院では、どなたにも分かりやすいよう、診療時間=受付時間としています。
ただし、混雑状況によっては同日午後や翌日以降の受診をお願いする可能性がございますので、お時間に余裕をもってお越しくださいませ。 - Q.駐車場・駐輪スペースはありますか?
A.
駐車場は14台分完備しています(薬局駐車場を除く)。駐輪場もございます。
駐車場(西側) 駐車場(東側) 駐輪場 - Q.クレジットカードでの支払いはできますか?
A.
現金あるいはクレジットカードでのお支払いが可能です。
- Q.車椅子でも受診できますか?
A.
受診いただけます。
屋根付きのロータリーをお使いいただき、正面玄関前にて、お車から乗り降りが可能です。また院内に車椅子のご用意もございます。
治療・検査について
- Q.どのような検査がありますか?
A.
必要に応じて尿検査、エコー、レントゲン、血液検査などを行います。
場合により膀胱鏡検査を行うこともございます。
CT検査や MRI検査が必要な場合は他施設(医師会健診センターなど)で受けていただき、検査結果を当院にてご説明いたします。
- Q.健康診断で血尿を指摘されたのですが、受診した方がいいでしょうか?
A.
はい、泌尿器科の受診をおすすめします。
尿に血が混じる「血尿」は、腎臓や尿の通り道(尿路)に何らかの異常があるサインです。健診で「尿潜血陽性」と指摘された場合、自覚症状がなくても、放置せずに精密検査を受けることが大切です。
血尿には、目で見ておしっこが赤くなる肉眼的血尿と、見た目は普通でも検査で赤血球が混じっている顕微鏡的血尿があります。どちらも、膀胱がん、腎がん、尿路結石、膀胱炎、腎臓の病気などが原因となっていることがあるため、注意が必要です。
当院では、尿検査のほか、超音波検査や採血、膀胱鏡検査などを行い、原因を詳しく調べます。これらの検査は、痛みが少なく体への負担も少ないため、早めの受診が安心です。
血尿は、早期発見・早期治療につなげる大切なサインです。健診で指摘された場合は、軽く考えずに、ぜひ一度ご相談ください。
- Q.PSAが高いと言われたのですが、どうすればいいですか?
A.
まずは泌尿器科を受診し、前立腺がんを含めた原因を調べることが大切です。
PSA(前立腺特異抗原)は、前立腺から分泌されるたんぱく質で、通常は血液中にごくわずかしか存在しません。しかし、前立腺に何らかの異常があると血液中のPSA値が高くなります。
PSAが高い原因としては、以下のようなものが考えられます。
- 前立腺がん(もっとも重要な疾患)
- 前立腺肥大症(加齢にともなう良性の腫大)
- 前立腺炎(感染や炎症)
- 一時的な上昇(射精や長時間の自転車・車の運転後など)
PSAが高くても、必ずしも前立腺がんとは限りません。しかし、PSA値が高くなるほど前立腺がんの可能性が高まることも事実です。前立腺がんは初期にはほとんど自覚症状がなく、PSAの上昇が発見のきっかけになることが多い病気です。
前立腺がんは、早期に見つかれば体への負担が少ない治療が可能です。「PSAが高い」と言われたら、放置せず、まずは相談してください。
- Q.尿の回数が多いのですが、異常でしょうか?
A.
尿の回数が多いと感じたら、まずは生活の中での排尿パターンを振り返ってみましょう。頻尿の原因はさまざまで、病気が隠れていることもあります。気になる場合は、泌尿器科を受診してください。
「トイレが近い」「何度も行きたくなる」——そんな症状を感じる方は少なくありません。
一般的には朝起きてから寝るまでの排尿回数が8回以上の場合、「頻尿」と考えられますが、回数の多少よりも、“自分自身が気になるかどうか”が重要なサインです。頻尿の主な原因には以下のようなものがあります。
-
- 過活動膀胱
- 尿がたくさんたまっていないのに、膀胱が勝手に収縮してしまう病気。急に尿意を感じ、我慢ができずに何度もトイレに行きたくなります。
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- 残尿感(排尿後に尿が残る)
- 前立腺肥大症や神経の障害によって、尿を出し切れず、膀胱に残った尿のためにトイレが近くなります。
-
- 多尿(水分を摂りすぎている、糖尿病、利尿剤の影響など)
- 1回の尿量は多いのに、何度もトイレに行くタイプです。
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- 尿路の感染や炎症(膀胱炎、前立腺炎など)
- 頻尿に加えて、痛みや残尿感がある場合は注意が必要です。
-
- 心因性
- 特に体の異常がなくても、緊張や不安からトイレが気になることがあります。
気になる方は、まず「排尿日誌」をつけてみましょう。
排尿の時間、量、水分摂取の内容などを3日ほど記録することで、原因の手がかりになります。
日誌から明らかに水分の摂りすぎがわかる場合は、調整で改善することもありますが、そうでない場合は、病気の可能性を考えて、泌尿器科での診察をおすすめします。頻尿は日常生活に支障をきたすだけでなく、体からの大切なサインです。
「年齢のせい」「ちょっとしたこと」と自己判断せず、お気軽にご相談ください。 -
- Q.夜間、何度もトイレに行くのですが。
A.
夜中に1回以上トイレに起きる症状は「夜間頻尿」と呼ばれ、特に高齢になると増えてくる症状です。ただし、体の不調が隠れていることもあるため、気になる場合は一度ご相談ください。
夜間頻尿は、夜間に排尿のために起きる状態のことで、1回でも起きれば該当します。特に2回以上になると、睡眠の質が下がり、日中の疲れや集中力低下などにもつながります。
夜間頻尿には、いくつかの原因があります。
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- 夜間に尿の量が多い(夜間多尿)
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- 寝る前の水分やアルコールの摂りすぎ
- 高血圧、心不全、腎機能低下、糖尿病などの病気
- 睡眠時無呼吸症候群(いびきをかく方に多い)
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- 膀胱に溜められる量が減っている(膀胱容量の減少)
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- 過活動膀胱、前立腺肥大症(男性)
- 間質性膀胱炎や骨盤臓器脱(女性)など
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- 眠りが浅く、ついトイレに行ってしまう(睡眠障害)
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- 加齢、ストレス、不眠症などが関係していることもあります。
自分でできるチェック方法もあります。
排尿日誌(排尿記録)をつけることで、原因を推測するヒントになります。 1回の排尿量が十分に出ている(200〜300ml)場合は、「夜間多尿」の可能性、1回の尿量が少ない(100ml以下)場合は、「膀胱の容量が少ない」可能性が考えられます。夜間頻尿は、年齢のせいだけとは限りません。
「何となく我慢している」「寝不足が続いている」という方も、まずはご自身の排尿パターンを知り、気になる症状があれば泌尿器科専門医にご相談ください。
日常生活の質を上げるためにも、早めの対処が大切です。 -
- Q.尿の勢いが弱いのですが、受診すべきでしょうか?
A.
はい、「尿の勢いが弱い」という症状は、年齢や体調の変化によってよく見られますが、排尿トラブルのサインである可能性もあるため、一度ご相談いただくことをおすすめします。
尿の勢いが弱くなる症状は、排尿時に尿が出にくい、途中で止まる、出し切った感じがしないといった他の症状とともに現れることもあります。放っておくと、生活の質が下がるだけでなく、膀胱や腎臓に負担がかかるケースもあります。
主な原因としては、次のようなものがあります。
-
- 前立腺肥大症(男性)
- 前立腺が大きくなり、尿道を圧迫することで尿の勢いが低下します。 加齢とともに多くの男性にみられる病気です。
-
- 膀胱の収縮力の低下(男女とも)
- 糖尿病による神経障害、脊椎の病気(椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症)、手術後の神経損傷などが原因で、尿をしっかり押し出せなくなる状態です。
-
- その他の通過障害
- 尿道が狭くなっている、結石があるなどの場合も、同様の症状が出ることがあります。
ご自身で判断するのは難しいため、以下のような症状があれば早めの受診をおすすめします。
- トイレに行ってもすぐに出ない
- 尿の途中で止まることがある
- 残尿感がある、排尿後もスッキリしない
- 夜間、何度もトイレに起きる
- 排尿後、下着がぬれる(尿滴下)
当院では、問診・超音波検査・血液検査(PSA検査など)によって原因を特定し、適切な治療方針をご提案します。前立腺肥大症や神経因性膀胱などは、お薬や生活指導で改善することも多くあります。
「年のせい」と我慢せず、お気軽にご相談ください。症状が軽いうちの対処が、将来的な安心につながります。
-
- Q.排尿時に痛みがあるのですが。
A.
排尿時の痛みは、泌尿器に何らかの異常があるサインです。多くは感染症によるものですが、原因はさまざまですので、早めに泌尿器科の受診をおすすめします。
最も多い原因は「急性膀胱炎」です。 とくに女性に多くみられ、以下のような症状が特徴です
- 排尿時の痛み(とくに排尿の終わりごろ)
- 尿が近い(頻尿)
- 尿が濁る、血が混じる(血尿)
- 軽度の発熱や下腹部の違和感
原因は細菌感染によるもので、尿検査で診断がつき、抗生物質で数日以内に改善します。
一方、男性の場合は次のような疾患も考えられます。
-
- 前立腺炎(急性・慢性)
- 会陰部(陰嚢と肛門の間)や下腹部の痛み、頻尿、発熱などを伴うことがあります。
-
- 尿道炎(性感染症を含む)
- 尿の出始めに痛む、焼けるような感覚、尿道からの膿、尿の濁りなどが特徴です。クラミジアや淋菌が原因であることが多く、「性感染症(STI)」の可能性があります。
その他、男女ともに注意が必要な病気:
-
- 腎盂腎炎
- 膀胱炎が腎臓に広がった状態で、高熱や背中の痛み、悪寒を伴う重症例。
-
- 尿道結石
- 小さな結石が尿道を刺激して痛みを生じる。
-
- 間質性膀胱炎
- 慢性的な膀胱の炎症で、排尿痛や頻尿が長く続きます。
-
- 膀胱がん・尿道がんなどの悪性腫瘍
- まれですが、血尿や排尿痛が持続する場合には検査が必要です。
排尿時の痛みには多くの原因があります。軽い症状であっても、放置すると症状が悪化したり、腎臓に影響を及ぼす可能性があります。症状のある方は、お早めにご相談ください。必要に応じて、尿検査、血液検査、超音波検査などを行い、適切な治療をご提案いたします。
「たかが排尿痛」と思わず、まずは一度ご相談を。早期発見・早期治療が、安心と健康につながります。 - Q.おねしょが治らないのですが、どうしたら良いでしょうか?
A.
おねしょ(夜尿症)は成長とともに自然に改善することが多いですが、就学後も続く場合には、医療機関での相談・治療が有効です。まずは焦らず、お子さまの気持ちに寄り添うことが大切です。
夜尿症とは?
医学的には「5歳以上で、月に1回以上のおねしょが3か月以上続く状態」を夜尿症と定義します。7歳ごろでも約10人に1人にみられる一般的な症状で、年齢とともに自然に治ることが多いとされていますが、思春期以降まで続くこともあります。
原因はさまざまです。 おねしょはしつけや性格が原因ではありません。主な要因は次の3つです:
- 目が覚めない(覚醒障害)
- 膀胱の発達が未熟(容量が小さい・勝手に収縮する)
- 夜間に作られる尿の量が多い(夜間多尿)
また、昼間の尿もれなどがある場合には、昼間の症状の治療を優先する必要があります。
いつ受診すべき?
- 小学校に入ってもおねしょが続く
- 昼間の尿トラブルもある
- 毎晩のようにおねしょがある(重症例)
- ご本人や保護者が悩んでいる
このような場合は、小児科または泌尿器科の受診をおすすめします。夜尿が改善するとお子さまの自信や自尊心の回復にもつながると報告されています。
どんな治療がありますか?
治療は段階的に進めていきます。
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- 生活指導・行動療法
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- 就寝前の排尿
- 寝る前の水分を控える
- 起床・就寝時間の安定
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- 薬物療法(抗利尿ホルモン剤)
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- 夜間の尿量を減らす効果
- 就寝前に服用。口で溶ける錠剤で水が不要
- 水中毒防止のため、水分制限が必要
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- アラーム療法
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- 濡れると音が鳴る機器で起こす
- 家族の協力が重要
- 膀胱の容量を増やす効果があるとされています
おねしょは誰にでも起こりうる、ごく一般的な成長の一過程です。責めたり、恥ずかしがらせたりせず、前向きに対応することが大切です。適切な治療とサポートによって、多くのお子さまが改善します。気になる場合は、どうぞお気軽にご相談ください。
- Q.パートナーがなかなか妊娠しません。
A.
まずは検査を受けてみましょう。男性にも原因があることが多く、精液検査はとても大切です。
「なかなか妊娠しない…」と悩んでいらっしゃる方へ。 妊娠・出産は女性だけでなく、カップルふたりで取り組むものです。
一般的に、「1年間、避妊をせずに定期的な性生活があっても妊娠しない」場合は「不妊症」と考えられます。これはWHO(世界保健機関)などの国際的な定義に基づいています。
不妊の原因は約半数が男性側にも関係しており、そのうち男性が主な原因となっているケースが約半分です。ですので、パートナーだけでなく、男性もまず精液検査を受けることが大切です。
男性側にみられる主な原因には以下のようなものがあります。
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- 精子の数が少ない/動きが悪い
- 精液検査で判定されます。精子の状態は、採取方法や時間、温度の影響を強く受けるため、クリニックで採取するのが望ましいです。
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- 精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)
- 陰嚢内の静脈が腫れて精子の質に影響。男性不妊症で最も多い原因とされ、手術で改善することもあります。
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- 無精子症(精液に精子が見つからない)
- 「閉塞性(通り道の問題)」と「非閉塞性(精子をつくっていない)」の2つのタイプがあります。精巣から直接精子を採取して妊娠につなげる方法もあります。
検査を受けることは、将来に向けた大きな一歩です。どうぞお一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
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