その他の
対応疾患

対応疾患と解説

  • 男性ブライダル
    チェック

    ご結婚前後・妊活に

    当院では、ご結婚や妊活を始めるにあたり、総合的な健康状態を把握するための検査一式を実施しております。

    まず問診・身体診察・超音波検査により不妊症の原因となるような病気が隠れていないかをしっかり確認します。
    さらに尿検査・血液検査では、感染症の有無だけではなく、一般健診で行う内容も含め、内科的な病気についてもチェックさせていただきます。

    男性ブライダルチェック
    16,000円(税込)

    当院は基本的に保険診療ですが、ブライダルチェックについては保険が効きません(自費診療になります)。
    自費診療は初診料2,000円(税込)、再診料2,000円(税込)が別途必要です。

    男性ブライダルチェック
    • 検査内容
      • 問診
      • 身体検査
      • 超音波検査
      • 尿検査
        • 一般検査(比重、蛋白、糖、潜血など)
        • PCR検査(クラミジア、淋菌)
      • 血液検査
        • 感染症検査(B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIV)
        • 風しん抗体検査
        • 男性ホルモン検査
        • 血球検査(貧血など)
        • 生化学検査(肝機能、腎機能、栄養状態、糖代謝、脂質系、尿酸など)
      ※精液検査について

      上記一通りのチェックにて異常がない場合、妊活前の精液検査はあまり必要性が高くないと考えておりますが、ご希望があればオプションで実施いたします。

      精液検査
      1回あたり5,000円(税込)
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  • 尿管結石症

    腰や背中〜脇腹の激しい痛み・血尿

    尿管結石症とは

    腎臓から尿管、尿道までを尿路と言います。この尿路に結石ができる病気を尿路結石症と言います。
    男性では40-50歳代に多く、女性では50歳以降に多いとされています。

    尿管結石症とは
    • 1.原因

      尿路結石症の原因はいくつかあります。
      食生活などの生活習慣、肥満などが結石を作る原因のこともあれば、原発性副甲状腺機能亢進症、クッシング症候群などのホルモン分泌の病気が原因になることもあります。
      尿管結石症を発症した場合、結石の成分分析や、血液検査によってホルモン分泌の病気を除外する必要があります。

    • 2.症状

      尿路結石症は疝痛発作(突然生じる激しい痛み)、血尿が特徴的な症状です。

      腎臓に生じた結石は症状がないこともあります。この結石が尿管内に落ちると尿管が狭くなり、狭くなった尿管は尿が通りにくくなります。尿の流れが悪くなると、尿路にかかる圧負担が急激に大きくなります。これが原因となり、腰や背中から脇腹にかけて痛みが生じます。

    • 3.検査と診断

      症状から尿路結石症が疑わしければ、確定診断のために画像検査を行います。

      • 1超音波検査(エコー検査)

        超音波検査(エコー検査)はお体への負担がない検査です。結石によって拡張した腎盂や尿管を確認でき、尿管閉塞の程度が分かると同時に、結石が同定できる場合もあります。

      • 2単純X線写真(腎尿管膀胱撮影:KUB)

        X線写真であるため、被曝を伴う検査です。尿管結石症の9割は単純X線写真(腎尿管膀胱撮影:KUB)で確認することができます。しかし、小さい結石や尿酸結石などは映らないこともあります。

      • 3その他

        超音波検査やX線画像で診断ができない場合は、総合病院でのCT検査をご提案する場合があります。

    • 4.治療

      小さな結石は自然に排出する可能性があるため、水分補給や除痛を行いながら結石が排出されるのを待ちます。自然な排石が難しければ、手術加療が必要となりますので、総合病院へご紹介させていただきます。体外衝撃波結石破砕術(ESWL)、また細径尿管鏡による内視鏡下結石破砕術(TUL)、経皮的破砕術(PNL)などによる治療が必要となります。

    • 5.予防

      尿管結石症の再発率は5年で50%程度と非常に高いことが知られています。
      一度できてしまった結石が自然に消失することはなく、尿管に詰まると強烈な痛みをきたし、手術を要することもあります。結石を作らないこと、大きくしないこと、増やさないことがとても大切です。

      結石の予防には、まず、小まめに水分補給をすることが有効とされています。また、食生活の見直しも有効ですが、細かいことを気にしすぎると、かえって食事内容が偏ったりストレスが溜まったりしてしまいます。それぞれの患者さんの生活状況や嗜好にあわせ、改善すべき点を考える必要があります。

      一度でも尿管結石症を経験された方は、今後もまた発症される可能性が高く、定期的な超音波検査やX線写真によるチェックが必要であると言われています。無症状であっても、腎臓の内部で結石が出来ている可能性がありますので、是非、受診いただきたいと思います。

      予防
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  • 尿潜血

    尿に血が混じっている(血尿)・尿が赤い

    尿潜血(顕微鏡的血尿)とは

    尿検査にて血が混じっている状態を尿潜血(顕微鏡的血尿)といいます。
    顕微鏡的血尿は加齢とともに増加し、男性に比べて女性に多くみられます。

    この顕微鏡的血尿があっても異常がないこともありますが、がんなどの重要な病気の危険信号の場合がありますので注意が必要です。

    尿潜血(顕微鏡的血尿)とは
    • 1.顕微鏡的血尿をきたす疾患

      顕微鏡的血尿を認めた場合、腎臓や尿道などに病気がないか確認します。異常がみあたらない場合もありますが、尿路結石や膀胱炎などの病気がないかを確認する必要があります。稀に、がんなどの悪性腫瘍が原因となっていることもありますので、顕微鏡的血尿が分かればより詳細な検査を行います。

    • 2.検査と診断

      顕微鏡的血尿の原因疾患を診断する標準的な検査方法として、尿沈渣検査や尿細胞診、腹部の超音波検査があります。これらの検査で異常があれば、膀胱鏡や必要に応じて静脈性尿路造影検査などを行います。

    • 3.治療

      顕微鏡的血尿の原因が明らかになれば、原因となった病気を治療します。しかし、中には顕微鏡的血尿の原因が分からない場合があります。もし原因が明らかとならない場合は、再検査や定期的な経過観察を行います。

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  • 膀胱がん

    血尿・排尿時の痛み・トイレが近い

    膀胱がんとは

    膀胱がんは、膀胱にできるがんの総称です。女性より男性に多く、女性の約3倍多いと言われています。多くは40歳以上に発生しますが、それより若い年齢でも発症することがあります。特に、喫煙者は、非喫煙者の2〜3倍も膀胱がんになりやすいとされています。その他にも、化学薬品や染料を扱う職業でも、膀胱がんの発症率が高いことが知られています。

    膀胱がんとは
    • 1.症状

      膀胱がんでは、血が混じった尿(血尿)が最も多く見られる症状です。膀胱炎などでも血尿は見られますが、膀胱がんの血尿は痛みを伴わないことが一般的です。その他にも、排尿時の痛みや頻尿、尿が出しにくくなるなどの症状が出る場合もあります。

    • 2.検査と診断

      膀胱がんの検査では、まず尿検査を行います。尿の中に血液やがん細胞が含まれているかどうかを確認します。尿検査で膀胱がんの疑いがあれば、さらに、超音波検査や膀胱鏡検査を行います。膀胱がんであれば、転移の有無やがんの深さや広がりを確認するため、CT検査やMRI検査などの画像検査を行うこともあります。膀胱がんの確定診断のためには、治療を兼ねた内視鏡手術(経尿道的膀胱腫瘍切除術)を行います。

    • 3.治療

      膀胱がんの治療は、その進行の程度や患者さんの状態によって治療方法を選択します。先ほどの検査を兼ねた内視鏡手術をはじめ、膀胱がんの治療は、膀胱内へ抗がん剤を投与する治療(膀胱内注入療法)、膀胱全摘出術など様々な治療方法があります。これらの治療の中から、それぞれの患者さんに最も適切な治療を選択することとなります。

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  • 前立腺がん

    自覚症状なし・尿が出にくい・トイレが近い・PSA高値

    前立腺がんとは

    前立腺は男性の臓器で、膀胱の下、尿道の周りを取り囲むように存在しています。この前立腺にある細胞が、無秩序に自己増殖することで前立腺がんは発生します。

    前立腺がんとは
    • 1.症状

      早期の前立腺がんは、多くの場合、自覚症状がありません。しかし、尿が出にくい、トイレに行く回数が多いなどの症状が出る方もいます。前立腺がんの進行に伴い、尿に血が混じることがあります。さらに、骨へ転移すれば、腰の痛みを訴える方もいます。

    • 2.検査

      前立腺がんは下記の検査を行います。

      • 1PSA検査

        PSAは前立腺から出る前立腺液に含まれるタンパク質です。前立腺細胞のがんや炎症により前立腺細胞が壊れると、PSAが血液中に漏れ出ます。PSAは前立腺がんの早期発見に有用な検査です。基準値は0-4ng/mLですが、4-10ng/mLはグレーゾーンとされ、25-40%の割合でがんが発見されます。PSAの値が10ng/mLを超えると、前立腺がんが疑われ、特に、100ng/mLを超える場合には転移も疑われます

      • 2直腸診

        直腸診は肛門から指を入れ、前立腺の硬さや表面の凹凸を確認する検査です。PSAがあまり上昇しないタイプの前立腺癌が、直腸診によって見つかることがあります。

      • 3前立腺生検

        自覚症状やPSA値、直腸診などから前立腺がんの疑いがあれば、確定診断のために前立腺生検を行います。当院では、必要に応じて、連携する総合病院へご紹介させていただきます。前立腺生検でがんが発見されれば治療に移り、発見されなくてもPSA検査を継続して行い、必要に応じて前立腺生検を再度行うこともあります。

      • 4画像診断

        CT検査やMRI検査、PET-CTなどを行い、前立腺がんの大きさや転移の有無などを確認します。

    • 3.治療

      前立腺がんの治療方法は、がんの悪性度、リスク、年齢などを考慮して手術、放射線治療、ホルモン療法などから選択します。

      • 1監視療法

        前立腺がんの悪性度が低く、治療をしなくても余命に影響ないと思われる場合に選択されます。定期的にPSA検査や直腸診、前立腺生検を行い、悪化する傾向であれば放射線治療や手術治療を行います。

      • 2フォーカルセラピー

        フォーカルセラピーは転移がない前立腺がんに対して選択することがあり、正常組織をできるだけ残すことを目的としています。高密度焦点超音波療法(HIFU)、凍結療法、小線源療法などを用いることがあります。ただし、治療成績の検証がまだ不十分であることから、選択されることが比較的少ない治療方法です。

      • 3手術療法

        前立腺がんを含む前立腺を全て取り除きます。開腹、腹腔鏡、ロボット手術などさまざまな選択肢があります。当院では、手術を希望される方について、基本的にはロボット手術を受けることができる総合病院へご紹介させていただきます。

      • 4放射線療法

        放射線治療には外照射療法と組織内照射療法があります。
        外照射療法は、体の外から前立腺に放射線を照射します。一方で、組織内照射療法は小さな容器に放射性物質を入れ、それを前立腺内に入れて放射線を照射します。

      • 5薬物療法(ホルモン療法・化学療法)

        アンドロゲンという男性ホルモンは前立腺を刺激することで、前立腺がんが進行させる性質があります。ホルモン療法では、このアンドロゲンの分泌や作用を抑え、前立腺がんの進行を防ぐ効果が期待できます。
        特に、ホルモン療法は手術や放射線治療を行うことが難しい場合や、放射線治療前後、転移がある場合などに行われます。また、通常のがん治療と同様、抗がん剤を用いる化学療法が選択される場合もあります。

        化学療法は一般的に転移がある前立腺がんで、内分泌療法の効果がなくなったがんに対して行います。

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  • 更年期障害

    女性・男性・疲れやすい・ほてり・イライラ

    女性の更年期障害とは

    閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間(=更年期)に起こる、さまざまな症状の中で他の病気に伴わないものを更年期症状と言います。そして、その中でも症状が重く、 日常生活に支障が出た状態を更年期障害と言います。
    この更年期障害の主な原因は、女性ホルモン(特にエストロゲン)の低下とされています。
    それに加えて、加齢や性格、ストレスの程度などが関与します。

    女性の更年期障害とは
    • 1.症状

      女性の更年期障害の症状は大きく3つに分けることができます。

      • 1血管の拡張と放熱に関係する症状

        ほてりやのぼせ、ホットフラッシュ、発汗などの症状が見られます。

      • 2その他のさまざまな身体症状

        めまいや動悸、胸が締め付けられるような感じ、頭痛、肩こり、腰や背中の痛み、関節の痛み、冷え、しびれ、疲れやすさなど多種多様な症状が見られます。

      • 3精神症状

        気分の落ち込み、意欲の低下、イライラ、情緒不安定、不眠などの症状が見られます。

    • 2.検査

      更年期障害は多種多様な症状が見られます。中には他の病気でも見られる症状もあります。そのため、採血や心電図検査など、他の病気がないことを確認してから診断する必要があります。

    • 3.治療

      更年期障害は、生活習慣の改善によって軽減することがあります。しかし、それでも改善しない症状に対して薬物治療を行います。更年期障害の薬物療法は大きく4つが知られています。

      • 1漢方薬の内服

        安全性が高く、少々時間はかかりますが、ある程度の症状改善が見込めます。
        他の治療方法と併用することで、有効性が高まるとの報告もあります。

      • 2プラセンタ製剤の皮下注射

        プラセンタとはヒト胎盤から有効成分を抽出した医療用医薬品です。
        週1~2回を目安として、皮下注射にて投与します。
        ホルモンや自律神経のバランスを調整する作用があることが分かっています。
        安全性は高く、重大な副作用は滅多にみられません。
        保険診療にて初回は1,000円程度、2回目以降は500円程度の負担額です。

      • 3エクオール製剤の内服 ※自費

        エクオールとは大豆イソフラボンの代謝物であり、体内で女性ホルモンのように働きます。
        腸内細菌が関与しており、体内で合成できる人とできない人がいます。
        近年の研究にて高い有効性が示されつつあります。
        当院では大塚製薬 「エクエル」 を扱っています。

        エクエル 1ボトル(28日分)
        4,000円(税込)
      • 4女性ホルモン補充療法

        高い有効性があり、改善率は約80%とされます。
        乳癌にかかるリスクや、血栓症を起こすリスクが上昇します。
        当院では実施しておりませんので、ご希望の方は産婦人科医院の受診をご案内いたします。

    男性の更年期障害とは

    更年期障害は女性特有の病気と思われている方もいると思います。しかし、男性にも更年期障害は存在します。男性の更年期障害は、男性ホルモン(主にテストステロン)の低下が原因になります。男性ホルモンは一般的に中年以降、加齢とともに穏やかに減少します。ただし、女性は閉経後に女性ホルモンの値が明らかに下がりますが、男性は個人差が大きく、40歳代以降どの年代でも起こる可能性があります。

    男性の更年期障害とは
    • 1.症状

      男性の更年期障害の症状は大きく3つに分けることができます。

      • 1身体症状

        疲れやすい、筋肉痛、発汗、ほてり、頻尿、肥満などの症状が見られます。

      • 2精神症状

        イライラする、不安、パニック、うつ、不眠、記憶力低下などの症状が見られます。

      • 3性機能症状

        勃起不全(ED)、性欲低下などが見られます。

    • 2.検査

      更年期障害は多種多様な症状が見られます。中には他の病気でも見られる症状もあります。そのため、採血や画像検査など、他の病気がないことを確認してから診断する必要があります。

    • 3.治療

      更年期障害は、生活習慣の改善によって軽減することがあります。しかし、それでも改善しない症状に対して薬物治療を行います。
      男性ホルモンの低下に対して、テストステロンを補うために男性ホルモン補充療法を行うことがあります。また、女性の更年期障害と同様、補中益気湯などの漢方薬も有効な場合があり用いることがあります。その他にも、勃起不全や精神症状などに対して薬物治療を行うことで、症状の改善を図ります。

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  • 男性不妊症

    精液の異常・性交障害・負担の少ない検査

    男性不妊症とは

    通常頻度で避妊をせずに性交渉を行っても1年間妊娠にしない状態を「不妊症」と言い、妊娠を希望する夫婦の10~15%を占めています。この時、男性側に原因があると考えられる不妊症を男性不妊症といいます。不妊症の夫婦のうち、約半数で男性に原因がみつかることが分かっています。

    男性不妊症とは
    • 1.検査

      問診、視診、触診、超音波検査(エコー検査)、精液検査を行います。いずれもお体に負担がない検査です。

    • 2.原因

      男性不妊症の原因は精液の異常が多くを占めますが、その他にも性交障害などが原因の場合もあります。

    • 3.原因と治療

      男性不妊症の場合は、その原因に応じて、薬物療法や手術が必要となります。

      • 1精子形成障害

        精子が生産されにくい状態で、原因不明が多いとされています。しかし、下記の原因がある場合もあるため、精査が必要となります。

        • A.視床下部、下垂体障害

          視床下部や下垂体の障害によって、男性ホルモンの分泌が低下することによって起こります。

        • B.精索静脈瘤

          男性不妊症の原因の約3割を占める代表的な疾患です。左側の陰嚢内にコブ状のものを触れますが、痛みを伴うことがあります。原因は静脈弁の機能異常や左腎静脈が他の血管に挟まれたりすることで起こるため、治療には手術が必要です。手術後はその約3割に妊娠が期待できるとされています。当院ではこの手術を行っておりませんので、必要があれば総合病院へのご紹介をさせていただきます。

        • C.停留精巣

          片側あるいは両側の精巣が陰嚢内に下りきっていないため、精巣内の温度が上昇するために不妊の原因となります。

        • D.無精子症

          精液中に精子が存在しない状態で、精子形成障害と精子の通り道が閉塞したことが原因となります。いずれの場合も手術が必要となります。

      • 2精路通過障害

        精子の通り道が閉塞してしまうことが多く、通り道を再建することで自然な妊娠を期待できます。

      • 3副性器機能異常

        炎症などが原因となり、精巣上体、前立腺、精嚢などの機能に異常を生じた状態で、原因に応じた薬物治療を行います。

      • 4性機能障害

        勃起障害や射精障害などが原因となり、精液所見に異常はなくても、精子が女性の生殖器官に到達できないことがあります。カウンセリングや薬物治療を行います。

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  • 勃起不全(ED)

    血管障害・生活習慣病・うつ

    勃起不全(ED)とは

    正常な勃起をするためには、陰茎内の海綿体に血液が十分に充満し、それを維持する必要があります。 しかし、さまざまな原因によって、常に勃起できなくなってしまう状態になることがあります。その結果、満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られない、あるいは維持できない状態を勃起不全(ED)と言います。

    日本国内の統計では3人に1人が勃起不全(ED)であるとされ、 特に高齢になるほどその数は増加します。勃起不全(ED)は、生活習慣病を背景とした血管障害の兆候であることが多く、当院ではそのような問題を見逃さないよう注意を払っています。

    勃起不全(ED)とは
    • 1.原因

      勃起不全の原因は、血管や神経の障害による器質性と心因性に大きく分類できます。 血管の障害としては加齢や高血圧、喫煙、肥満、糖尿病などがあり、一方で神経の障害としては糖尿病や神経疾患、骨盤内手術などがあります。また、心因性としてはうつ病などの精神疾患があります。

    • 2.検査と診断

      勃起不全の診断には勃起不全の状態を問診し、原因となりうる疾患がないかを精査します。血管障害が疑われる場合には、血圧測定を行い、血液検査にて血糖値やコレステロール値を測定します。また、性腺機能低下を疑わせる所見がある場合にはホルモン検査を行うことがあります。

    • 3.治療

      勃起不全の治療はその原因を改善すると同時に、ご希望があればバイアグラなどのPDE5阻害薬を処方いたします。ただし、網膜色素変性症、重度の肝障害、低血圧症、硝酸剤内服中の方にはPDE5阻害薬は使用できません。そこで、PDE5阻害薬が禁忌である、あるいは効果が不十分な場合には、海綿体注射や陰圧式勃起補助具なども選択肢となりますが、これらはデメリットもあるため、慎重に判断する必要があります。

      当院では下記のお薬を処方しております。

      タダラフィル10mg
      1錠 1,000円(税込)
      タダラフィル20mg
      1錠 1,000円(税込)
      シルデナフィル25mg
      1錠 1,000円(税込)
      シルデナフィル50mg
      1錠 1,000円(税込)

      当院は基本的に保険診療ですが、こちらのお薬については保険が効きません(自費診療になります)。
      自費診療は初診料2,000円(税込)、再診料2,000円(税込)が別途必要です。

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  • 生活習慣病(高血圧・脂質異常症・糖尿病)

    予防と改善

    生活習慣病とは

    食事や運動、休息、タバコ、お酒などの生活習慣が深く関わり、それらが発症の要因となる疾患のことを総じて生活習慣病と言います。生活習慣病は、昔は「成人病」と呼ばれていました。しかし、これら病気は成人でも生活習慣の改善により予防が可能で、成人でなくても発症の可能性があることが分かって来たため呼び方が変化してきました。

    生活習慣病に含まれる病気

    生活習慣病にはさまざまな病気が含まれますが、まず気を付けるべきは高血圧、脂質異常症(高コレステロール血症)、糖尿病の3つです。これらを放置することで、日本人の死因の上位を占める、がんや心臓病、脳卒中を引き起こす可能性が高まります。そのため、生活習慣病を早期発見、治療をすることはもちろん、生活習慣病にならないための予防も重要です。

    生活習慣病とは 生活習慣病に含まれる病気
    • 1.症状

      生活習慣病の多くは、たとえ発症してもかなり進行するまで自覚症状がほとんど現れないという共通点があります。自覚症状が出てからでは遅い場合もあるため、健康診断などを定期的に行い、生活習慣病の早期発見が重要になります。

    • 2.検査

      健康診断では身長や体重をはじめ、血圧や採血検査(脂質異常の有無、血糖値などを測定)を行います。また、画像検査や診察を組み合わせて行うことで、現在の健康状態を把握します。

    • 3.治療と予防

      生活習慣病は治療も重要ですが、食事や運動、休息、タバコ、お酒などの生活習慣の見直しが重要です。生活習慣を改善しなければ、生活習慣病自体の改善も難しい場合があります。バランスの取れた食事ができているか、適度な運動や十分な休息が取れているかなどを定期的に見直すようにしましょう。

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  • 性感染症(性病)

    排尿時の違和感・痛み・膿が出る・陰部にできもの

    性感染症(性病)とは

    性交渉など、なんらかの性的接触によって感染する病気です。一口に性感染症といっても数多くの種類があり、あまり知られていない疾患もあります。

    勃起不全(ED)とは
    • 1.症状

      排尿時の違和感や痛み、膿のような分泌物が出る、陰部にブツブツしたものができるなど様々な症状がでます。無症状であることも多々あり、このような場合、気付かないまま他人に病気を移してしまう可能性があります。

    • 2.検査と診断

      必要に応じて視診や尿・血液・うがい液の検査を行います。

      症状はなく念のために検査を受ける場合は自費診療となります。検査項目は下記A~Dのセットよりお選びいただきます。ご心配があるものの何を調べたらよいか分からない場合は、診察室にてご相談をお受けいたしますので、まずは安心してご来院ください。
      自費診療は初診料2,000円(税込)、再診料2,000円(税込)が別途必要です。

      検査セットA
      4,000円(税込)
      検査内容
      • 尿検査(淋菌・クラミジア)
      検査セットB
      12,000円(税込)
      検査内容
      • 血液検査(肝炎・梅毒・HIV)

      感染の機会から2ヵ月以上経過している必要があります。

      検査セットC
      4,000円(税込)
      検査内容
      • 尿検査(マイコプラズマ・トリコモナス)
      検査セットD
      4,000円(税込)
      検査内容
      • うがい液検査(淋菌・クラミジア)
    • 3.治療

      疾患により異なります。内服薬で治療することが多いですが、薬を点滴投与することや、外用薬を用いることもあります。保険診療にて行います。

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